不動産屋に断られた家は売れない?断られる8つの理由と、諦める前にできること【明石市・加古川市】
「査定をお願いしたら、やんわり断られた」
「『うちでは扱えない物件ですね』と言われた」
「査定額すら出してもらえなかった」
「一度預かってもらったのに、そのまま連絡が来なくなった」
実家を相続した方から、こうしたお話をよくうかがいます。相談した不動産会社に断られると、「この家はもう売れないのでは」と考えてしまいますよね。
不動産会社が家を断るのは、その会社が扱っている物件の種類や、手数料の事情によることがあります。断られたことは、その家に値段が付かないという意味とは限りません。この記事では、断られる理由を8つに分けてご説明し、断られたあとの進め方と、買取と仲介の選び方をお伝えします。
断られた家でも、相談先と売り方を変えると進むことがあります

不動産会社と一口に言っても、賃貸の仲介が中心の会社、新築の販売が中心の会社、大手の仲介会社、地元で買取もしている会社では、扱っている物件も、手数料の事情も違います。家を断った会社は、その会社のやり方では扱いにくかった、ということもあります。
当社にも「他社で断られた」というご相談が届きます。すべての物件を買い取れるとはお約束できませんが、買取の金額と、仲介で売り出す場合の価格の両方をお出しします。今は売らずに様子を見る、という選び方も含めてご相談ください。
当社が買い取るかどうかを何を見て決めているかは、他社に断られた物件の買取|当社が最初に確かめること・買い取れない2つの場合・金額の考え方に書いています。
不動産会社が家を断る8つの理由
不動産会社が物件を断る理由は、主に次の8つです。いくつかの理由が重なっていることもあります。
① 価格の低い物件は扱わない、という会社がある
仲介会社の収入は、売買価格に応じて決まる仲介手数料です。そのため、価格の低い物件は手間に見合わないとして、扱わない会社があります。高い物件を中心に扱っている会社ほど、この傾向があります。
ただ、これはその会社の方針です。売買価格800万円以下の物件の仲介手数料には特例が設けられていて、価格の低い物件を扱っている地元の会社もあります。仲介手数料の特例は家を売るときにかかる費用ぜんぶ一覧|仲介手数料以外に何がある?でご説明しています。
② 再建築不可・接道の問題がある
建築基準法の道路に2m以上接していない土地は、建て替えができません(いわゆる再建築不可)。住宅ローンを使いにくく、買主さまが限られるため、扱ったことのない会社は最初から断ることがあります。
当社では、再建築不可の家を買い取り、修繕して賃貸住宅として使っている例があります。売り方は再建築不可の家は売れる?売却できる4つの方法と価格の考え方にまとめています。
③ 荷物が残ったまま・室内の状態がよくない
家具や荷物が残ったままだと、内覧に出しにくく、写真も撮りにくいため、「片付けてからまた来てください」と言われることがあります。
当社は、荷物が残ったままの家にも伺います。荷物を残したまま売る方法は荷物が残ったままの家は売れる?残置物の処分費と売り方の選択肢に、物があふれている家についてはゴミ屋敷でも家は売れる?片付け費用と売却の順番、よくある不安への答えに書いています。
④ 傾き・雨漏り・傷みがある
建物に傾きや雨漏りがあると、売ったあとのトラブルを避けたいという理由で断る会社があります。傷みの大きい建物は住宅ローンの審査も通りにくく、買主さまが限られることも理由になります。
当社は建物の状態を現地で見て、どこまで直す必要があるかの見当をつけたうえで、買取の金額と、仲介で売り出す場合の価格をお出しします。建物の状態ごとの考え方は傾いた家・雨漏りする家は売れる?直す前に確認したい3つのことに書いています。
⑤ 境界が分からない・名義の手続きが済んでいない
隣との境界がはっきりしない、名義が亡くなった親のまま、兄弟の共有名義になっている。こうした物件は売るまでに手続きがあるため、後回しにされたり断られたりすることがあります。
境界は測量と隣の方との確認、名義は相続登記と、それぞれに手続きがあります。共有名義の場合は、ほかの共有者の方の同意が要ります。進め方は、境界が分からない家・土地は売れる?測量する前に知っておきたい売却の進め方、相続登記とは?義務化の期限・費用・手続きの流れをやさしく解説、兄弟で共有名義の実家、売るにはどうする?全員同意・持分売却・まとまらない時の道筋に書いています。権利証が見当たらないときは権利証が見つからない!家は売れる?再発行できないときの対処法をご覧ください。
⑥ 市街化調整区域など、法律上の制限がある
市街化調整区域は、原則として新しい建物を建てられない区域です。売るときに建て替えの許可が取れるかどうかなどを調べる必要があるため、扱っている会社が限られます。当社は市街化調整区域の物件も扱っていて、物件ごとに条件を確かめてご案内します。詳しくは市街化調整区域の家・土地は売れる?建築制限と「売りにくい理由」、現実的な売り方に書いています。
⑦ 事故物件(心理的瑕疵)にあたる
室内で人が亡くなった物件は、買主さまへの告知や値付けが難しいため、扱ったことのない会社は避けることがあります。告知の考え方は、国土交通省の宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドラインに示されています。売り方は事故物件は売却できる?告知義務と売却方法を分かりやすく解説と事故物件の告知、どこまで話す?国のガイドラインと「売主がやること」をやさしく解説に書いています。
⑧ 遠方で、その会社の営業エリアの外にある
相続した実家が遠くにあると、今お住まいの地域の会社に相談しても、現地に行けないという理由で断られることがあります。物件のある地域の会社に相談する方法は、遠方に住んでいて実家に行けない…現地に行かずに家を売る方法に書いています。明石市・加古川市のあたりの物件でしたら、当社が現地に伺います。
断られたことと、家に値段が付かないことは別です
上記の8つの理由の中には、家の状態や法律の制限によるものもあります。ただ、それを理由に扱うかどうかを決めているのは、それぞれの会社の価格帯や手数料、経験、営業エリアの事情です。
大手や価格の高い物件が中心の会社は、広告や人の配置が高い価格帯に向いていて、価格の低い物件や手続きの多い物件は後回しになることがあります。地元で買取もしている会社は、地域の相場や道の事情を知っていて、仲介で売り出すことも、自社で買い取ることもできます。1〜2社に断られただけなら、たまたまその会社とは合わなかった、ということもあります。
断られたあとに、気をつけたい3つのこと

断られた直後は気持ちが沈み、次の3つのようなことが起こりやすくなります。
① そのままにしてしまう
空き家は、使っていなくても固定資産税がかかります。管理が行き届かなくなると、市町村から指導や勧告を受けることがあり、勧告を受けると住宅用地の特例が外れて、固定資産税が上がることがあります。詳しくは空き家を放置すると固定資産税はどうなる?に書いています。建物も、使わないでいるほうが傷みは早く進みます。断られたときは、そのままにせず、相談先を変えてみてください。
② 金額の決め方を聞かずに決めてしまう
「ここしか買ってくれない」という気持ちになると、示された金額がどう決まったのかを聞かずに決めてしまうことがあります。当社では、買取の金額と、仲介で売り出す場合の価格を並べてお出しし、それぞれの金額がどう決まったのかもご説明します。
③ 先に解体やリフォームをしてしまう
古い建物が理由で断られたのだから、更地にすれば売れるだろうと考えて、先に解体してしまう方がいます。解体には30坪でも百数十万円単位の費用がかかり(木造住宅の解体費用はいくら?30坪の目安と高くなる条件・安く抑えるコツ)、住宅が建っていることで受けていた固定資産税の軽減もなくなります。再建築不可の土地を更地にすると、新しい建物を建てられない土地だけが残ります。建物を残したまま売るか、壊してから売るかの考え方は古い家ごと売る?壊してから売る?解体費と税金で比べる判断ガイドに書いています。解体やリフォームの前に、ご相談ください。
断られたあとの進め方
断られたあとは、次の順番で進めます。
- 断られた理由の見当をつける 上記の8つのどれに当たりそうかを考えます。理由を言われなかった場合でも、査定額が出なかったなら価格や手数料の事情、「調べてみないと」と言われたまま連絡がないなら法律の制限や名義の手続き、といった見当はつきます。
- 手元の書類を集める 固定資産税の納税通知書、権利証(登記識別情報)、買ったときの書類、境界の書類などです。おそろいでなくても構いません。
- 訳あり物件を扱っている、物件のある地域の会社に相談する 買取と仲介の両方を扱っている会社なら、両方の金額をそろえて見られます。断られた理由が分かっていれば、お伝えください。
- 買取の金額と、仲介で売り出す場合の価格を見比べて決める どちらにするか、今は売らないかを、金額を見てから決めます。
買取と仲介、どちらで進めるか
断られたことのある物件は、仲介で時間をかけて買主さまを探すか、買取をしている会社に買い取ってもらうかの選び方が大切になります。
- 仲介が合う場合 立地が悪くない、時間に余裕がある、少しでも高く売りたい場合です。価格の低さが理由で断られた物件も、地元で仲介を受けている会社なら売り出せることがあります。
- 買取が合う場合 早く手放したい、建物の状態や名義に不安がある、近所に知られずに売りたい、荷物を残したまま引き渡したい場合です。金額は仲介で売り出す場合より下がりますが、今の状態のまま引き渡せます。当社が買い取る場合は、引き渡したあとの責任(契約不適合責任とは?売主が負う責任の範囲と「免責特約」の実務)を売主さまが負わない形で契約するのが基本です。
それぞれの仕組みと金額の違いは、買取と仲介どっちが得?金額・期間・手間で比べる選び方で比べています。
次の相談先を選ぶときに
不動産会社に断られた直後は、気持ちが弱くなっていることもあります。次のような場面に当たったら、すぐに決めずに確かめてください。
- その日のうちに決めるよう求められる 金額の決め方を聞いて、考える時間をとってください。
- 媒介契約を結んだのに、広告も報告もない 媒介契約の種類によって、報告の回数や契約の期間が決まっています。契約書で種類と期間を確かめてください(媒介契約の3種類|違いと選び方、訳あり物件ならどれがいい?)。
- 大がかりなリフォームを前提にした提案 かけた費用の分だけ高く売れるとは限りません。直す前に、今の状態のままの買取の金額と見比べてください。
当社がお手伝いできること

当社は、明石市・加古川市を中心に、他社で断られた物件や、扱いに迷う物件のご相談をお受けしています。
- 買取の金額と、仲介で売り出す場合の価格の両方をお出しします
- 傾き・雨漏り・傷みのある建物は、当社が現地で見て、どこまで直す必要があるかの見当をつけます
- 荷物が残ったまま、片付けの前でもお伺いします。スマホで撮ったお写真を送っていただければ、初めの見当をお伝えします
他社に断られた理由が分かっていれば、ご相談のときにお伝えください。
- 無料査定・売却のご相談フォーム(入力1分)
- お写真を送るだけのLINE相談もお受けしています
ご相談前に、あると話が早いもの
ご相談の際、次のものがお手元にあると、より具体的なお話ができます。おそろいでなくても構いません。
- 固定資産税の納税通知書(毎年春に届く書類)
- 物件の住所が分かるもの
- 断られたときの経緯のメモ(何と言われたか)
- 外観・室内・前の道のスマホ写真
ご確認ください
この記事は、当社がご相談をお受けするなかで見聞きしてきたことをもとに、一般的な考え方をお伝えするものです。特定の会社を指すものではありません。物件を扱うかどうかは、それぞれの会社の判断によります。記事中の画像はイメージです。
よくあるご質問
Q. 他の不動産会社に断られた物件でも、相談できますか?
A. ご相談ください。当社には、他社で断られた物件のご相談が届いています。すべての物件を買い取れるとはお約束できませんが、買取の金額と、仲介で売り出す場合の価格をお出しします。今は売らない、という選び方も含めてお話しします。断られた理由が分かっていれば、お伝えください。
Q. 大手に断られたのに、地元の会社で売れることがあるのですか?
A. あります。会社によって、扱っている物件の価格帯や、地域の事情にどれだけ詳しいかが違うためです。価格の低い物件や、前の道に条件のある物件は、地域の相場と道の事情を知っている地元の会社のほうが、売り方を見つけやすいことがあります。
Q. 「値段が付かない」と言われました。本当に価値がないのでしょうか?
A. その会社の基準では扱えない、という意味のこともあります。建物に値段が付かなくても土地に値段が付くことや、お隣の方が買われることもありますので、それだけで値段が付かないと決まるわけではありません。
Q. 断られた理由を教えてもらえませんでした。調べてもらえますか?
A. 物件の資料と現地を見れば、価格、前の道、建物の状態、名義のどこに理由がありそうか、見当がつきます。当社が確かめたうえでご説明します。
Q. 相談したら、必ず売らないといけませんか?
A. いいえ。金額をお聞きになってから考えていただけます。今は売らないと決めていただくこともできます。
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「売るかどうか迷っている段階」でも大丈夫です。買取と仲介、どちらで進めた場合の金額も比べられます。他社で断られた物件のご相談も歓迎です。
