無料で相談する
相続・実家じまい

兄弟で共有名義の実家、売るにはどうする?全員同意・持分売却・まとまらない時の道筋【明石市・加古川市】

公開日:2026年7月9日 更新日:2026年8月17日

実家を売ろうと兄弟に切り出したら、「まだ売らなくていいだろう」——話がそこで止まってしまった。あるいは、遠方の妹とはもう何年も連絡を取っていない。心当たりありませんか?

共有者の一人と連絡が取れず話し合いが進まない場合は、相続人と連絡が取れない実家の売却もあわせてご覧ください。

相続した実家が兄弟の共有名義になっている(またはこれからなる)ケースは、とても多いです。そして共有名義の家は、原則として全員の同意がないと売れません。ただ、だからといって手詰まりではありません。この記事では、売るための3つの方法と、話がまとまらないときの現実的な進め方を整理します。

この記事で分かること

  • 共有名義とは何か・相続でどうなるか
  • 売る方法は3つ(全体売却・持分売却・共有物分割)
  • 全員同意で売るための実務
  • 話がまとまらないときの定石

共有名義とは?——相続した実家は、いったん全員のものになります

不動産を複数人で持ち合う状態が共有名義です。親が亡くなると、遺産分割協議で分け方を決めるまでの間、実家は法定相続分の割合で相続人全員の共有という扱いになります。「兄が住んでいるから兄のもの」ではなく、登記と協議で決まるまでは全員に権利がある——ここが出発点です。ご自宅の登記が今どうなっているかは、相続登記の記事とあわせてご確認ください。

売る方法は、3つあります

① 全員の同意で、家全体を売る(王道)。市場価格で売れるため手取りがいちばん大きく、実務の9割はこの形を目指します。売却代金は持分の割合で分けます。

② 自分の持分だけを売る。法律上は自分の持分は単独で売れます。ただし共有状態の一部だけを買う第三者は限られ、価格も全体を持分で割った額より下がるのが一般的です。売るなら、まず他の共有者(兄弟)への買い取り打診から始めるのが筋のいい順番です。

③ 共有物分割を求める。話し合いで決まらない場合、共有状態の解消を求める法的な手続きがあります。ここまで来ると交渉や手続きの代理は弁護士の業務になりますので、当社では信頼できる専門家のご紹介という形でお手伝いします。あくまで最終手段です。

全員同意で売るための実務

共有名義の売却に必要な全員分の実印と書類

契約には共有者全員の実印・印鑑証明・本人確認が必要になりますが、全員が現地に集まる必要はありません。遠方のご兄弟は郵送やオンラインでの対応が可能ですし、窓口をご長男に一本化して進めるなど、負担の偏りを減らす段取りも組めます。遠方の方の進め方はこちらの記事で詳しく解説しています。

話がまとまらないとき——まず「いくらになるか」が定石です

兄弟間の話し合いが止まる原因の多くは、意見の対立というより、判断材料がないことです。「いくらで売れるのか」「持ち続けたら税金や管理費がいくらかかるのか」が分からないまま、「売る・売らない」だけを議論すると、感情の話になってしまいます。

当社では、売った場合の査定額と、持ち続けた場合のコスト(固定資産税・管理の手間)を並べた資料をお作りしています。全員が同じ金額を見れば、話し合いは前に進みやすくなります。「兄弟会議のたたき台」としてご利用いただくだけでも大丈夫です。

また、祖父名義のままなど、相続が重なって共有者が増えている場合は、数次相続の記事もあわせてご覧ください。

こんな場合は、専門家との連携で進めます

連絡の取れない相続人がいる、認知症などで判断が難しいご家族が共有者にいる、既に感情的な対立が深い——こうしたケースでは、法律上の手続きや制度の検討が必要になる場合があります。交渉・法的手続きの代理は弁護士、登記は司法書士の業務ですので、当社が窓口となって適切な専門家におつなぎし、売却の段取りと並行して進めます。

ご相談前に、あると話が早いもの

  1. 固定資産税の納税通知書(物件と名義の確認に便利です)
  2. 相続人がどなたか(兄弟構成)のメモ
  3. 登記の状況(済んでいる・これから・分からない、のどれかで大丈夫です)

兄弟会議の「たたき台の金額」づくりから、始めませんか

共有名義の売却は、家の問題である前に、家族の話し合いの問題です。その話し合いを前に進める道具として、まず金額をご用意します。おひとりでのご相談も歓迎です。

ご相談・査定は無料です。売却を急かすようなことはいたしません。

よくあるご質問

Q. 兄弟の1人が反対しています。売れませんか?
A. 家全体の売却には全員の同意が必要です。ただ、反対の理由の多くは「材料不足」なので、まず査定額とコストの金額を揃えて再度の話し合いをおすすめします。持分だけの売却という選択肢もあります。

Q. 連絡の取れない兄弟がいます。
A. 所在の調査や法律上の手続きが必要になる場合があります。司法書士・弁護士と連携して、取れる方法を整理しますので、まず状況をお聞かせください。

Q. 売却の費用は誰が負担するのですか?
A. 解体費や測量費などの費用は、持分の割合で分担するのが一般的です。誰がいくら負担するかも、事前の資料で見える化します。

Q. 自分ひとりで相談に行っても大丈夫ですか?
A. もちろんです。まずおひとりで金額を確認してから、ご兄弟に共有する方がスムーズなケースは多いです。

関連ページ

明石・加古川の訳あり不動産、まずはご相談ください

「売るかどうか迷っている段階」でも大丈夫です。買取と仲介、どちらで進めた場合の金額も比べられます。他社で断られた物件のご相談も歓迎です。