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買取・仲介・査定

買い取った家は、その後どうなる?リフォームか解体か、買取価格が仲介より下がる理由

公開日:2026年7月21日 更新日:2026年10月5日

買取で気になるのは、まず価格。そしてもうひとつ、長く住んだ家がこのあとどうなるのか、という点だと思います。

当社が家を買い取ってから、リフォームや解体をして、次に住む方や土地を買われる方にお渡しするまでの流れを、買取価格が仲介より下がる理由もあわせてお伝えします。

買い取った家は、2つの形で次の方へお渡しします

買い取った家は、大きく2つの形で次の方へお渡しします。ひとつは、リフォームして、次に住む方にお渡しする形です。もうひとつは、古い建物を解体して、土地としてお渡しする形です。

どちらになるかは、建物の種類と状態で決まります。マンションは建物を壊せないので、リフォームして販売します。戸建ては、まだ住める家ならリフォームして販売し、古くて傷みの大きい家は、解体して土地にすることもあります。

リフォームして販売 解体して土地で売る
主に マンション、まだ住める戸建て 古くて傷みの大きい戸建て など
建物は 直して使う 壊して更地にする
残った荷物 そのまま買取可(当社が撤去) そのまま買取可(当社が撤去)
仕上がりまで 引渡しから約2〜3か月でリフォーム→販売 解体して土地として販売
次に渡る先 そのまま住みたい方へ 土地を探す方・建てたい方へ

買い取ってから販売までの、おおまかな流れは次のとおりです。

  1. 相談・現地確認・買取価格の提示
  2. 買取契約 → 代金支払い・引渡し(所有権移転登記)
  3. 残置物・家財があれば撤去
  4. リフォームして販売、または解体して土地で販売
  5. 販売開始 → 次に住む方・土地を買われる方へ引渡し

マンションは、リフォームしてから販売します

マンションは建物を壊せないので、買い取ったあとはリフォームして、次に住む方にお渡しします。買い取るのは、古い内装のままのお部屋が多く、荷物が残ったままのこともあります。

「荷物をそのままで買い取ってくれないか」というご相談は、めずらしくありません。実際に、そのままの状態で提示した価格で折り合いがつき、買い取ったこともあります。片づけは、引渡しのあとに当社で進めます。荷物が残ったまま売る方法は荷物が残ったままの家は売れる?残置物の処分費と売り方の選択肢にまとめています。

荷物が多いと、片づけてから売ろうと考えているうちに、時間がたってしまうこともあります。当社が買い取る場合は、片づけの手配も費用も、当社が引き受けます。

買取直後の、古い内装が残るマンションの室内(イメージ)

買い取ったあとのリフォームでは、目立つところだけをきれいにするやり方はしません。水回りから内装、設備まで、家全体にバランスよく手を入れます。一部だけ新しくしても、住めばちぐはぐが分かりますし、長持ちもしないからです。残すのは基本的に既存の壁くらいで、間取りを変えるならその壁も取り払い、下地から作り直します。

中身は、お部屋の状態によります。キッチンや浴室、洗面、トイレといった水回りは、傷みや古さが出やすいところなので、入れ替えることが多いです。床や壁紙を張り替え、建具や照明もそろえて、部屋全体の印象を整えます。ここを中途半端にすると、内見に来られた方の第一印象で伝わってしまいます。

工事の準備は、引渡しより前に済ませておきます。リフォームの内容を決め、工事業者を手配し、管理組合へのリフォーム申請も先に出しておきます。引渡しが済んだその日から工事に入れるようにしておくためです。大きな問題がなければ、引渡しからおおよそ2〜3か月でリフォームを終え、販売を始めます。

リフォームが終わったら、写真を撮って売り出し、内見に来られた方に見ていただきます。気に入った方が見つかれば、その方へお引き渡しします。リフォームを終えたお部屋は、そのまま住み始められる状態でお渡しします。

買い取る前に、当社が見ているところ

どこまで直すかを決めるには、建物の状態をつかむ必要があります。そのため、買い取る前に当社が建物を見ます。

見るのは、外から見えるきれいさではなく、構造の傷み、雨漏りの跡、傾き、給排水の状態といった、住んでから困るところです。そのうえで、どこまで直せば安心して住める家になるか、費用はどれくらいかかるかの見当をつけます。この見当が、買取価格にも、そのあとの方針にもつながります。

傷みを大きく見積もれば買取価格は下がり、小さく見積もれば直すときに費用が足りなくなります。当社は、直すのにかかる費用をできるだけ正確に見積もったうえで、買取価格をお出しします。

戸建ては、リフォームすることも、土地にすることもあります

戸建ては、まだ住める家ならリフォームして販売します。一方、古くて傷みの大きい家は、解体して土地としてお渡しすることもあります。

見極めのポイントになるのが、耐震基準です。地震に対する建物の強さの決まりで、昭和56年(1981年)に新しくなりました。それより前の古い基準を「旧耐震基準」と呼びます(国土交通省:住宅・建築物の耐震化について)。

旧耐震の古い戸建ては、今の耐震性まで引き上げるとなると、それなりの費用がかかります。直す費用を考えると、建物を壊して土地として売るほうが合うこともあります。解体にかかる費用の目安は木造住宅の解体費用はいくら?30坪の目安と高くなる条件・安く抑えるコツに書いています。新しい基準で建てられた家であれば、リフォームして販売することも考えます。

解体して更地にした土地は、新しく家を建てたい方や、土地を探している方へ販売します。土地を買われる方にとっては、古い建物が残ったままより、更地のほうが建てる家を考えやすいこともあります。建物を残したまま売るか、壊してから売るかの考え方は古い家ごと売る?壊してから売る?解体費と税金で比べる判断ガイドに書いています。

当社が買い取った、相続した空き家の例

※以下は当社がお手伝いした一例です。売主さまが特定されないよう、地域や時期はぼかしています。

家財や荷物が残ったままの、相続した戸建て空き家の室内(イメージ)

相続した空き家のご相談でした。家の中は家財でいっぱい、庭にも荷物が積み上がっています。遠方に住む相続人の方が、はじめはご自分で片づけていたのですが、捨てても捨てても物が減らない。「どうしたらいいのか」と相談に来られました。

片づけは、時間も費用もかかります。遠方だと、通うだけでも一苦労です。荷物ごと引き受けられれば、その負担がなくなります。

当社は、荷物が残ったそのままで引き受けられるとお伝えし、買取価格を提示しました。このときは約300万円です。売主さまは納得され、「やっと肩の荷が下りた」とおっしゃいました。

引渡しの日になっても、売主さまは「本当に、あのままで大丈夫なんですか」と、まだ心配そうでした。当社は笑顔で「大丈夫です」とお伝えして、そのままお引き受けしました。あとは当社が手配した業者が家財を運び出し、建物を解体して、土地として売却しています。古い家でしたので、直すより、解体して土地としてお渡しするほうがよいと考えた一件です。

※上記の買取価格は、当社の一件の実例です。物件の種類・状態・立地・時期によって変わります。

なぜ買取価格は、仲介より下がるのか

当社は、家を買い取って直し、次の方にお渡しするまでを、事業として行っています。直す費用と手間、売れるまでの期間、事業としての利益を見込むため、仲介で売り出す場合の価格より、買取価格は下がります。

そのかわり、買取には価格のほかにも違いがあります。大きいのは、引き渡したあとの責任を負わずに済むことです。

個人どうしの売買では、引き渡したあとに雨漏りやシロアリのような欠陥が見つかると、売主が一定の期間、その責任を負うことがあります。これを「契約不適合責任」といいます(民法562条)。仲介で個人の方に売る場合は、引き渡しから一定の期間、この責任を負う形で契約することがあります。詳しくは契約不適合責任とは?売主が負う責任の範囲と「免責特約」の実務に書いています。

当社が買い取るときは、この責任を売主さまが負わない形(免責)で契約するのが基本です。引き渡しが終わったあとに、当社から売主さまに責任をお尋ねすることは、基本的にありません。

買主さまを探す期間がないので、引渡しの時期も決めやすくなります。価格は仲介で売り出す場合より下がりますが、こうした違いがあります。買取と仲介の違いは、買取と仲介どっちが得?金額・期間・手間で比べる選び方で、金額・期間・手間から比べています。

他社で断られた家のご相談もお受けしています。不動産会社が家を断る理由は不動産屋に断られた家は売れない?断られる8つの理由と、諦める前にできることにまとめています。他社に断られた物件を当社が買い取るかどうかをどう決めているかは、他社に断られた物件の買取|当社が最初に確かめること・買い取れない2つの場合・金額の考え方で説明しています。

思い出の家も、大切にします

長く住んだ家が、このあとどうなるのか。生まれ育った家なら、なおさら気になると思います。

リフォームして次の方にお渡しする家や、賃貸で使う家なら、「もうしばらく働いてもらいます」という気持ちで直します。解体する家には「お疲れさまでした」と声をかけ、四隅にお酒をまくこともあります。どんな家でも、最後まで大切にします。

リフォームを終えて販売を開始した住まいの明るい室内(イメージ)

買取か仲介か、残すか解体か

買取か仲介か、建物を残すか土地にするか。いちばんよい形は、家によって変わります。マンションでも戸建てでも、まずは家の状態とご希望をうかがったうえで、無理のない方法をご提案します。

荷物が残ったまま、片づけの途中でもお伺いできます。今の状態のまま、お気軽にご相談ください。

ご確認ください

この記事は、当社の経験と、一般的な進め方をお伝えするものです。買取価格や、リフォームか解体かの判断は、物件の状態・立地・時期によって一つひとつ変わります。実際のご売却にあたっては、個別にご相談ください。記事中の画像はイメージです。

よくある質問

古い内装のままでも、買い取ってもらえますか?

はい。古い内装のままで買い取り、当社でリフォームして販売します。マンションでも戸建てでも、リフォームを済ませてから売る必要はありません。

家財や荷物が残ったままでも、買い取ってもらえますか?

荷物が残ったままの状態でお引き受けしています。片づけは、引渡しのあとに当社が手配します。

売ったあと、この家がどうなるか気になります。

リフォームして次の方に住んでいただくか、古い建物なら解体して土地としてお渡しするか、買い取るときに当社の考えをお伝えします。気になることは、遠慮なくお聞きください。

買取価格が仲介より下がるのは、なぜですか?

買い取った家をリフォームや解体をして売り直すため、その費用と手間、売れるまでの期間を見込むぶん、仲介で売り出す場合の価格より下がります。そのかわり、引渡し後の責任(契約不適合責任)を負わない形で契約でき、代金も早く受け取れます。

思い出のある実家です。買い取られたら解体されますか?

マンションや、まだ住める戸建てなら、リフォームして次の方に住んでいただきます。古くて傷みの大きい家は解体することもありますが、その場合も「お疲れさまでした」と区切りをつけてから進めます。気になることは、遠慮なくお聞きください。

明石・加古川の訳あり不動産、まずはご相談ください

「売るかどうか迷っている段階」でも大丈夫です。買取と仲介、どちらで進めた場合の金額も比べられます。他社で断られた物件のご相談も歓迎です。