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明石市・加古川市の空き家管理|遠方の方が最低限やることと、当社がお受けする管理

公開日:2026年8月2日 更新日:2026年10月5日

相続した実家は明石。自分が住んでいるのは関東で、次に帰れるのは盆休み。遠方の空き家を持つ方から、「行くたびに何をすればいいのか」「行けない間に家がどうなっているか不安」というご相談をよくいただきます。明石市・加古川市周辺でも、実家を離れて相続した方からのご相談は増え続けています。

この記事では、最低限やっておきたいこと、自分で通えないときの依頼先、そして管理の「やめどき」まで、当社が空き家の管理をお受けしている立場から整理します。

空き家は、閉めたままにしておくとどうなるか

閉め切った家は、思っているより早く傷みます。湿気がこもってカビが出る話はよく知られていますが、意外と知られていないのが下水の匂いです。排水口には下水の匂いを止めるための水がたまっていて、長く使わないとこの水が蒸発します。すると、下水の匂いが部屋に上がってきます。売却のご案内で空き家に入ったとき、この匂いがする家は、内覧の第一印象がよくありません。月に一度、水を流しておくだけで防げますので、通水はぜひ習慣にしてください。

外まわりにも変化が出ます。郵便受けがチラシであふれ、庭の草が伸びてくると、外から見て「空き家だ」と分かるようになります。そうなると、空き巣などの被害にあう心配も出てきますし、草木が隣まで伸びれば、ご近所から連絡が来ることになります。実際、当社への管理のご相談は「近所から草木のことで連絡が来た」がきっかけになっていることがよくあります。

そして、制度の面でも放置は不利になりました。2023年12月に施行された改正空家法で、窓が割れたままになっているなど管理が不十分な空き家は「管理不全空家」として市の指導・勧告の対象になり、勧告を受けると土地の固定資産税の優遇(住宅用地の特例)が外れることがあります(国土交通省・改正空家法の解説ページ)。空き家を持ち続ける費用の全体像はこちらの記事でまとめています。

最低限、何をすればいいですか?

できれば月1回が望ましいです。難しければ、行ける範囲で構いません。やることは次の4つで、マンションも戸建ても基本は同じ。戸建ては外まわりが加わります。

やること 内容
①通水 台所・洗面・風呂・トイレなど、すべての水回りで水を流す。下水の匂いの防止にいちばん効く
②換気 窓と収納を開けて風を通す。湿気とカビを防ぐ
③郵便受けの処理 チラシ・郵便物を回収する。あふれた郵便受けは「空き家です」の目印になってしまう
④庭・外まわり(戸建て) 草が伸びてきたら処理する。雨どい・屋根・塀の異変も外から確認
洗面台で水を流す通水のイメージ

通水は、それぞれの排水口で1分ほど水を流します。トイレも忘れずに流してください。次に来られるまで間が空きそうなときは、排水口をラップで覆っておくと水の蒸発を遅らせられます。小さな手間ですが、匂いの防止には効きます。

あわせて、行くたびに外まわりと室内の写真を何枚か撮っておいてください。台風のあとの保険の手続きや、修理の相談のときに、普段の状態の記録があると話が早くなります。空き家と火災保険の関係はこちらの記事でお話ししています。

もうひとつ、天災のあとのことも。台風や地震のあとは、瓦・雨どい・塀に被害が出ていないか、できるだけ早めに見ておいてください。気づかないまま雨が続くと、雨漏りで室内の傷みが一気に進みますし、保険の手続きも遅れます。冷え込みの強い地域では、冬の水道管の凍結にも注意が要ります。自分で行けないときは、このあとお話しする依頼先に「台風や地震のあとだけ見てほしい」と依頼する方法もあります。

水道・電気・郵便は、どうしておくか

空き家になったとき、水道や電気を解約するかどうかも迷いどころです。管理を続けるなら、水道の契約は残しておくのが基本です。止めてしまうと、せっかく行っても通水ができません。電気も、照明や掃除機を使うなら残しておくことになります。どちらも基本料金がかかり続けるので、「管理のための必要経費」として見ておいてください。料金の仕組みや手続きは契約先によって違うので、迷ったら契約先に確認を。

郵便受けにたまった郵便物を回収するイメージ

郵便物は、郵便局に転居届を出すと、1年間、今の住まいに転送してもらえます(日本郵便・転居・転送サービス)。郵便受けがあふれるのを防げるうえ、大事な郵便を見落とさずに済みます。期間が切れる前の更新も忘れずに。

自分で通えないときの、依頼先

月1回、遠方から通い続けるのは、現実には大変です。交通費もかかりますし、休みのたびに実家の管理では気持ちも続きません。依頼先は大きく3つあります。

ひとつめは、近くに住む親戚や知人。声をかけやすい反面、「ついで」でお願いし続ける気まずさもあり、長期になると続きにくいのが実際のところです。

庭の草を刈る手入れのイメージ

ふたつめは、シルバー人材センターです。ここは管理全般を任せる依頼先ではなく、庭の草刈りや庭木の手入れといった作業をお願いしたいときの依頼先です。費用を抑えて依頼できます(全国シルバー人材センター事業協会)。当社も、草木のご相談をいただいたお客さまには、草刈りなどの作業先としてよくご紹介しています。ひとつ注意があって、刈った草や枝の処分は自分で手配する扱いになっている場合があります。このあたりは地域のセンターによって違うので、申し込みのときに「処分まで含めてお願いできるか」を確認してください。

みっつめは、空き家の管理サービスです。定期的な見回り・通水・換気・郵便物の回収などをまとめて任せられます。内容と料金は会社によって違うので、何をどこまでやってくれるのかを確かめて選んでください。当社でも空き家の管理をお受けしており、現在も定期的にうかがっているお宅があります。シルバー人材センターへの手配や、処分されなかった草木の処分にも対応しています(詳しくは、このあとの「当社にできること」で)。

それから、依頼先とは少し違いますが、管理に行ったときに両隣へ一声かけておくことをおすすめします。「離れて住んでいるので、月に一度こうして来ています」と顔を見せておくだけで、異変があったときに連絡をもらいやすくなります。草木の苦情が来てから慌てるより、先にこちらから挨拶しておく。遠方の空き家にとっては、これがいちばんの見守りになります。

当社にできること

当社は、空き家の管理と売却の両方を扱っています。管理では、通水・換気・郵便物の回収・外まわりの確認など、月々の様子を写真でご報告しています。庭の草刈りが必要になったときは、シルバー人材センターへの依頼の手配まで行います(作業の費用はご依頼主のご負担です)。処分までしてもらえなかった草木は、当社で処分します(量によって、費用をいただく場合と無料でできる場合があります)。売却のご相談では、「売ると決めるまでの間、どう管理しておくか」という段階からで構いません。管理だけ、相談だけ、どちらの入り口でも大丈夫です。

全部そろっていなくても大丈夫です。まずはお手元にあるものだけご用意ください。遠方の方とのやり取りは、お電話・LINE・郵送で進められます。

管理の「やめどき」も、決めておく

最後に、少し先の話を。管理は続けている限り、時間とお金がかかり続けます。固定資産税、火災保険、交通費や管理の費用。年に一度も使わない家のためにこれらを払い続けるのが合っているのかどうか、どこかで一度立ち止まって考えてみてください。

おすすめは、「いつまで持つか」の区切りを決めておくことです。たとえば「三回忌まではこのまま」「子どもが進学したら考える」。区切りがあれば、それまでの管理も割り切れますし、区切りが来たら、住む・貸す・売るを改めて比べればいい。売るとしたらいくらぐらいなのか、目安だけ先に知っておくと、その比較がしやすくなります。査定だけのご相談で構いません。

まとめ

遠方の空き家の管理は、できれば月1回、通水・換気・郵便物の回収・庭の手入れの4つが基本です。とくに通水は、下水の匂いを防いで家の印象を守る、いちばん手軽で効く手入れです。自分で通えないときは、親戚にお願いする、草刈りなどの作業はシルバー人材センターに依頼する、全体を任せるなら管理サービスを使う、という選び方になります。そして、管理を続けるだけでなく、「いつまで持つか」の区切りも決めておく。ここまでできれば、遠くにいても空き家はきちんと守れます。

管理のご依頼も、「そろそろ手放すか迷っている」というご相談も、お気軽にどうぞ。

ご確認ください

この記事の内容は、一般的な制度の説明と当社の実務経験に基づくものです。管理不全空家への指導・勧告や税の扱いは、空き家の状態と市の判断によって異なります。シルバー人材センターに依頼できる内容や草木の処分の扱いは、地域のセンターによって異なりますので、申し込み時にご確認ください。法令に関する記載は執筆時点のものです。

よくある質問

空き家の管理は、月に何回くらい必要ですか?

できれば月1回をおすすめしています。難しい場合でも、季節の変わり目や、台風・地震のあとに様子を見ておくと、傷みや被害に早く気づけます。

換気や通水をしないと、どうなりますか?

湿気がこもってカビや傷みが進み、排水口の水が蒸発して下水の匂いが部屋に上がってきます。匂いのする家は内覧の印象が悪くなり、売却のときの値段にも響きます。

庭の草刈りだけ依頼したいのですが、どこに依頼すればいいですか?

お近くのシルバー人材センターに、費用を抑えて依頼できることが多いです。ただし刈った草や枝の処分は別扱いの場合があり、地域によって違うので、申し込み時に処分まで含むかを確認してください。

空き家の管理サービスでは、何をしてもらえますか?

定期的な見回り・通水・換気・郵便物の回収・状況の報告などが一般的です。内容と料金は会社によって違います。当社でも空き家の管理をお受けしています。

管理していない空き家は、税金が上がると聞きました。本当ですか?

管理が不十分な空き家は、改正空家法の「管理不全空家」として市の指導・勧告の対象になり、勧告を受けると土地の固定資産税の優遇が外れることがあります。扱いは空き家の状態と市の判断によります。

管理を続けるか、売るか迷っています。

「いつまで持つか」の区切りを決めたうえで、売った場合の目安を先に知っておくと比べやすくなります。当社は管理と売却の両方を扱っているので、どちらの入り口からでもご相談いただけます。

明石・加古川の訳あり不動産、まずはご相談ください

「売るかどうか迷っている段階」でも大丈夫です。買取と仲介、どちらで進めた場合の金額も比べられます。他社で断られた物件のご相談も歓迎です。